介護福祉士の専門学校に行っている娘に、何人目かの彼氏ができました。
いままでの娘の「だめんず」うぉーかーぶりに慣れていたので、多少の事では驚く気はなかった私でしたが。
その彼はツッコミどころ多すぎ。
目の下に三つの大きなピアス。鼻にもピアス。
耳のピアスはもう数える気も失せた。
娘および本人、まったく屈託ないです。
にこにこしちゃって、おい、くっつきすぎだっての。もーすこし離れなさい!
いやー、俺、初めて「ルンバ」見ました~、おもしいです。
勝手にボタン押してルンバ出動。ピアス君、あわてて止めようとしてルンバ手で押さえておろおろ。
メカに弱いらしい。ルンバぶーぶー機械音立ててもがいてます。
彼女の親に会うのって、ピアスしてなくたって緊張するもんじゃないの?普通。・・ってのはもう古いの?もしかして。
言葉を失いながらも、なんとか気を取り直し、えーと、何を話そうかと悩みました。
視線がピアスに行くのもマズといったって、目の下にきらきらシルバーの玉が三つも付いてたら、目のやり場がない!
「ルンバ、いいでしょ~、高かったんだから~。あ、お菓子なにもなくてごめん」間の抜けたこといっちゃった。
思いつくことはピアス系ばかり。
素朴な疑問として、その目の下のピアスはどうやって止まっているんだ、とか、
鼻のピアスはうざったくないのかとかグルグル。
まもなく、娘が部屋に連れて行って、目前から消えました。
ほっとして、がくっと力抜けました。
突っ込みどころは満載、でも突っ込みようがなかった・・。
同級生だから、あれで介護福祉士のタマゴってこと。
雇ってくれる介護施設があるとも思えず。
とにかく、考えるのやめた。馬にけられる。
私がオバサンになったからじゃなく、やっぱりびっくりしますよね。だれでも。
次こそ普通な彼氏を期待します。"